このブログはWordPressをベースにしていますが、クラウドサービスが用意してくれているパッケージを使っているので、WordPressを一からインストールしたことがありませんでした。
しかし、今回WordPressを一からインストールしてみたので、作業履歴として残しておきます。
インストールは簡単!
はい、簡単でした。
LinuxやPHPの知識が少なからずあること前提ではありますが、公式のインストールガイドを見ながら進めていけば難なくインストールできました。
とは言っても、いくつか落とし穴にハマったので、それを紹介します。
まず1つ目!
日本語化できない!
これはやられました。。。
先のインストールガイドに記載のwgetコマンド部分をそのまま実行したら、英語版のWordPressが知らぬ間にインストールされてしまい、さらに言語が英語しか選択できない状態になってしまいました。
日本語のダウンロードサイトにあるファイルのURLに置き換えてwgetする必要があったのです。
無理やり日本語翻訳用のパッチを適用しても良かったのですが、そんなことをするくらいなら日本語対応版を再インストールした方が早いと判断しました。その結果的、すんなり日本語対応できました!
続けて2つ目!
サイトのURLを変更したら無限リダイレクトした!
管理画面からサイトのURLを正しい値(httpではなくhttps)に変更したら無限リダイレクトして管理画面にすらアクセスできなくなってしまいました。。。
とりあえず管理画面にだけでもアクセスしたかったので、先ほど変更してしまったサイトのURLを元の値に戻そうしたのですが、そもそも管理画面にアクセスできないので戻せない。。。
でも、そこはさすがWordPress様。ちゃんとこのようになってしまった場合の抜け道がありました。
wp-config.phpに以下の内容を追加することで、強制的にサイトのURLを上書きしてくれます。
define( 'WP_HOME', 'http://yoursiteurl.com' );
define( 'WP_SITEURL', 'http://yoursiteurl.com' );
これで救われました。
無事管理画面にアクセスすることができました。(こういうちょっとした配慮、いいですね!)
そして、そもそものトラブルの原因はサイトのURLをhttpsに変えてしまったことですが、WordPressが動くサーバの前にロードバランサがあり、そのロードバランサでhttps対応をする場合は、wp-config.phpに以下の内容を追加しないといけなかったようです。
define('FORCE_SSL_ADMIN', true);
if ( ! empty( $_SERVER['HTTP_X_FORWARDED_PROTO'] ) && $_SERVER['HTTP_X_FORWARDED_PROTO'] == 'https' ) {
$_SERVER['HTTPS']='on';
}
こちらを追加した結果、無事に当初の目的であったWordPressの管理画面からサイトのURLをhttpsに変更することができました。
最後に3つ目!
パッケージの更新をしようとしたらFTPの接続情報を聞かれた!
無事インストールができて、パッケージの更新をしようとしたら、なぜかFTPの接続情報(IDやパスワード)を聞かれる画面が出てしまいました。
「あれ??こんなの見たことないぞ??」
色々調べたところ、WordPressのフォルダやファイルの権限に問題がある場合に発生するようです。
ですので、以下のコマンドで権限を一括変更しました。
sudo chown -R apache:apache [WordPressのフォルダ]
その結果、FTPの接続情報が聞かれることなく、無事パッケージの更新ができました!
終わりに
WordPressをインストールするにあたり、いくつか落とし穴にハマりましたが、総じて簡単にできました。
今やブログサービスは数多ありますが、勉強がてら自分でWordPressをインストールしてサイトを立ち上げてみるのもいいかもしれません。