「人工知能システムのプロジェクトがわかる本」を読んで

業務上必要になったので読んでみたところ、想像以上に良い本でしたので、自分のメモとして感想を残しておきます。


  • 人工知能の役割として「認識」「分析」「対処」の3つがある。本書ではそれぞれに対して具体例が書かれており、実装イメージがしやすかった。
  • 一般的な開発と同様にプロジェクト初期の企画フェーズが重要である。そもそも「なぜ人工知能を導入するのか?」を徹底的に議論し、関係者間で認識を統一しておくのが望ましい。
  • そもそも人工知能使わなくていいものも多かったりする。そのため人工知能を使わない勇気も必要。
  • 人工知能プロジェクトの主な目的は「売上向上」「コストダウン」「品質向上」「リスク低減」の4つ。何を目的にするのか適切に考えることで、無駄な人工知能開発を減少させられそう。
  • 人間と人工知能の役割分担は考えた方が良い。必ずしも人工知能が人間を置き換える形で全てを賄う必要は無い。

あくまでも個人的なメモですので、本書の内容が気になる方はぜひ実際に手に取ってみてください!